「ドライヤーは髪が傷むって本当?」
「ドライヤーの時間が長すぎないか心配」
「髪を早く乾かす方法が知りたい」
このような疑問や悩みを抱えていませんか?
ドライヤーは髪が傷むからと自然乾燥で乾かしている方もいるかもしれません。
しかし実際には、髪が傷むのはドライヤーそのものではなく「乾かし過ぎ」が原因です。正しい方法でドライヤーを使用すれば、ダメージを防ぐことができます。
本記事では、髪の長さ別にドライヤーにかかる時間の目安や平均時間、髪のダメージを抑える乾かし方について解説します。
ドライヤーの時間でお悩みの方、ヘアケアに興味のある方はぜひ参考にしてください。
ドライヤーにかかる平均時間は5~10分!
他の人がどれくらいの時間ドライヤーを使っているのか気になる方もいるでしょう。
株式会社AWAが2023年に行った調査によると、ドライヤーの使用時間は「5~10分」が最も多いという結果に。
引用:株式会社AWA
次に多いのが「10~15分」、次いで「5分未満」となっています。
ただし、ドライヤーの時間は髪の長さや髪質によって変わるため、参考程度にしてください。
【髪の長さ別】ドライヤー時間の目安
髪の長さによって、適切なドライヤー時間の目安は異なります。
ここでは、ショート・ミディアムヘアとロングヘアそれぞれのドライヤー時間の目安を見ていきましょう。
ショート・ミディアムヘアは3~5分
ショートヘア・ミディアムヘアは3~5分がドライヤー時間の目安です。
ただし、必ずしも5分以内に抑えなければならないわけではありません。
使用しているドライヤーの性能や髪質、髪型などによって時間は変わるため、ひとつの目安として覚えておきましょう。
髪が太い方は5分以上かかる場合もありますし、レイヤーが入っている場合は3分かからないこともあります。
ロングヘアは7~10分
ロングヘアの場合は7分~10分がドライヤー時間の目安です。
ショートヘアやミディアムヘアと同様に、ドライヤーにかかる時間は人によって変わります。
ただし、ドライヤーの時間が長くなると、乾かしすぎによって髪がダメージを受ける可能性が高くなるため注意しましょう。
15分以上かかる場合は、ドライヤーや乾かし方を見直した方が良いかもしれません。
髪へのダメージを抑えるためにも、ドライヤーの時間を10分以内に収めるように意識して乾かしましょう。
ドライヤーのしすぎによる髪への影響
ドライヤーをしすぎると、髪にどのような影響があるのでしょうか。
ドライヤーで髪を乾燥させるデメリットは次のとおりです。
- 髪が傷んでパサつく
- 頭皮が乾燥して赤みやかゆみが出る
- フケや抜け毛の原因になる
それぞれのデメリットについて詳しく見ていきましょう。
髪が傷んでパサつく
ドライヤーの温風が当たり続けると、髪が熱ダメージを受けて傷みやすくなります。
ダメージを受けるとキューティクルが開きやすくなるため、髪内部の水分が蒸発しやすくなるのです。
髪がパサつく原因になるほか、ヘアカラーが早く抜けたり、パーマが取れやすくなったりすることもあります。
頭皮が乾燥して赤みやかゆみが出る
長くドライヤーを当てすぎると、頭皮が乾燥するのもデメリットのひとつです。
頭皮が乾燥すると、赤みやかゆみといった肌トラブルが起きやすくなります。
髪は根元からドライヤーをかける方が早く乾きますが、乾かしすぎには注意しましょう。
フケや抜け毛の原因になる
頭皮の乾燥状態が続くと、フケや抜け毛が起きる可能性があります。
髪だけでなく肌も熱によるダメージを受けるため、頭皮環境が悪くなり弱ってしまうのです。
頭皮が弱ると肌の弾力性がなくなり、薄毛や抜け毛の原因になることもあります。
自然乾燥はNG?濡れた髪のまま放置するリスク
「ドライヤーのしすぎで髪が傷むなら、自然乾燥の方がいいのでは?」と思う方がいるかもしれません。
一見、髪に優しいと思われがちの自然乾燥ですが、実は以下のようなリスクがあります。
- 切れ毛の原因になる
- 雑菌が増えて臭いの原因になる
- 頭皮が血行不良になる
それぞれのリスクについて詳しく見ていきましょう。
切れ毛の原因になる
髪を濡れたまま放置すると、洋服や枕との摩擦によって切れ毛が増える可能性があります。
髪はタンパク質でできたキューティクルで覆われていますが、このキューティクルは濡れると柔らかくなるのが特徴です。
濡れたまま髪を放置するとキューティクルが弱くなって開くため、外部からのダメージを受けやすくなります。
そのため、キューティクルが開いた状態で摩擦によるダメージを受けてしまうと、先端がめくれて剥がれやすくなり切れ毛の原因となるのです。
雑菌が増えて臭いの原因になる
頭皮は水分が溜まりやすいため、雑菌が増えて臭いの原因になる場合もあります。
湿気が多い環境は菌の温床となり、雑菌が繁殖しやすくなるため、頭皮が濡れた状態で放置し続けるのは良くありません。
また、雑菌の繁殖は臭いだけでなく、かゆみやフケの原因になることも。
疲れていたり、夏場でドライヤーが嫌に感じたりするときは、頭皮だけでも乾かすように心がけましょう。
頭皮が血行不良になる
頭皮が濡れていると、水分が蒸発するときに冷えて血行不良になる可能性もあります。
頭皮から髪に栄養がいくため、血行が悪くなると栄養がいかずに髪が弱くなったり、細くなったりすることも。
血行不良が悪化すると頭皮環境が悪くなり、かゆみやフケなどの頭皮トラブルや、抜け毛を引き起こす可能性もあるため注意しましょう。
髪を乾かし始めるタイミングはお風呂上り30分以内!
髪を濡れた状態で放置し続けないためにも、お風呂から出たら30分以内に髪を乾かし始めるのが大切です。
「着替えやスキンケアをしてゆっくりしていたら、いつの間にか時間が経っていた!」とならないよう、髪が濡れたまま30分以上放置している方は時間を意識してみてください。
くせ毛の方は、スタイリングを楽にするためにもやや早めの20分を目安に乾かし始めるのがおすすめです。
どうしても髪を乾かすまでに時間がかかってしまう方は、マイクロファイバーなど吸水性の高いタオルであらかじめ水分をよく拭いておきましょう。
ダメージを防ぐ正しい髪の乾かし方
髪のダメージを防ぐために意識したいポイントは、次のとおりです。
- タオルドライでしっかり水分をふき取る
- アウトバストリートメントでダメージを抑える
- 風量が強いドライヤーを使用する
- 乾きづらい根元から乾かす
- ドライヤーの温風と冷風を使い分ける
それぞれのポイントについて、詳しく解説します。
タオルドライでしっかり水分をふき取る
ドライヤーによる熱ダメージを防ぐためには、タオルドライでしっかりと髪の水分を取ることが大切です。
まずは、水が溜まりやすい根元をタオルで軽く押さえて水分をふき取ります。そして中間、毛先と順に水分をふき取っていきましょう。
タオルドライで注意したいのが、ゴシゴシこすらないことです。
こすると摩擦によって髪が傷みやすくなるため、優しく水分をふき取るように意識してください。
また、髪が長い方や量が多い方は、タオル1枚で水分を取り切れない場合もあります。
そのため、必要に応じてタオルを複数枚使ったり、マイクロファイバーなどの速乾タオルを使用するようにしましょう。
アウトバストリートメントでダメージを抑える
髪を乾かす前にアウトバストリートメントを使用するのも効果的です。
アウトバストリートメントは洗い流さないトリートメントを指し、髪の表面を保護することで熱ダメージや摩擦によるダメージを軽減できます。
アウトバストリートメントにはさまざまな種類があるため、髪質や使い心地など自分に合うものを使用しましょう。
種類 | 特徴 |
オイルタイプ | ・オイルで髪を保護する・髪にツヤやまとまりをプラスしたい方におすすめ |
ミルクタイプ | ・さらさらしたテクスチャで使いやすい・髪の広がりを抑えたい方におすすめ |
クリームタイプ | ・ミルクタイプよりもテクスチャが固め・しっかりと髪を保湿したい方におすすめ |
アウトバストリートメントは、タオルドライ後に使用するのが一般的です。
髪の根元に付けるとべたつきや乾きづらさの原因になるため、中間~毛先を中心に少量ずつ付けるようにしましょう。
風量が強いドライヤーを使用する
風量が強いドライヤーを使うと、髪を乾かす時間が短縮できてダメージを抑えられます。
大風量の目安としては1.5m³/分以上のドライヤーがおすすめです。
特に、髪が長い方や量が多い方は、風量の強いドライヤーを使用するとドライヤーの時間を大幅に短縮できるでしょう。
乾きづらい根元から乾かす
ドライヤーをかけるときは、乾きづらい根元から乾かすのがポイントです。
根元が濡れたまま放置していると雑菌が繁殖して臭いの原因になるため、根元・中間・毛先の順に乾かすのを意識してください。
根元は髪が密集して乾きづらいため、手で少量ずつ取って乾かすのもおすすめです。
髪を根元から乾かすことで、毛先の過剰な乾燥も防げます。
ドライヤーの温風と冷風を使い分ける
ドライヤーの温風と冷風を使い分けるのも大切なポイントのひとつです。
「髪を乾かすのに冷風を当てるの?」と思う方もいるかもしれませんが、冷風にはキューティクルを整えたり、静電気を防いだりする効果があります。
そのため、温風で髪を7~8割乾かしたら冷風に切り替えましょう。
髪がまだ濡れている部分に冷風を当てると冷たく感じるため、乾いていない部分のチェックにも役立ちます。
ドライヤーの使い方にも注意!
髪へのダメージを抑えるには、ドライヤーを正しく使うことも大切です。
ドライヤーを使う際は、以下のポイントに注意しましょう。
- 上から下にドライヤーを当てる
- 髪との距離を20cm程度離す
それぞれのポイントについて詳しく解説します。
上から下にドライヤーを当てる
ドライヤーは上から下に当てるようにしましょう。
キューティクルは、下に向かってウロコのように髪の表面を覆っています。
そのため、下からドライヤーを当ててしまうとキューティクルが剥がれやすくなる原因に。
キューティクルが剥がれると髪が傷んでしまうため、ドライヤーは基本的に上から下に向かって当てるように心がけましょう。
髪との距離を20cm程度離す
髪とドライヤーの距離を20cm程度離すように意識すると、熱ダメージを抑えられます。
ドライヤーの温度は温風モードで100~120℃なので、髪や肌に近すぎると火傷する可能性も。
ドライヤーは髪から20cm程度離すようにし、同じ部分に高温の風が当たらないようにしましょう。
また、そこまで温度が高くなくても、同じ部分のみに温風が当たると髪が傷みやすくなります。
そのため、ドライヤーを小刻みに動かしながら乾かし、熱ダメージを分散するようにしましょう。
髪を早く乾かしたいならLaifenのSEヘアドライヤーがおすすめ!
ドライヤーの時間を短縮して髪へのダメージを抑えたいなら、LaifenのSEヘアドライヤーがおすすめです。
21m/sの高風速により、ドライヤーの時間を大幅に短縮できます。
また、温度の自動調節機能が付いているのも特徴。
温度センサーが風の温度を自動でコントロールするため、髪の過度な乾燥を防げます。
ドライヤーの時間を短縮し、うるおいのある健康的な髪を維持したい方はぜひ、LaifenのSEヘアドライヤーを検討してみてはいかがでしょうか。
まとめ
今回は、ドライヤーにかかる時間の目安や、ダメージを抑える乾かし方について解説しました。
ドライヤー時間は、ショート・ミディアムヘアで3~5分、ロングヘアで7~10分がひとつの目安です。
「ドライヤーの時間が長すぎるかも……」と思った方は、髪の乾かし方や使用しているドライヤーを見直してみましょう。
また、髪のダメージを抑えるために意識したいポイントは次のとおりです。
- タオルドライでしっかり水分をふき取る
- アウトバストリートメントでダメージを抑える
- 風量が強いドライヤーを使用する
- 乾きづらい根元から乾かす
- ドライヤーの温風と冷風を使い分ける
本記事を参考にドライヤーの時間を見直し、健康的で美しい髪を手に入れましょう。