ドライヤーを長年使っていると、「風量が弱くって髪が乾きにくい…」と感じたことがある方は多いのではないでしょうか。

ドライヤーは風量が弱くなったからといって、必ずしも故障とは限りません。風量が弱くなった場合でも、適切なお手入れをすれば改善する可能性があります。

しかし、経年劣化によって本体の寿命になってしまった場合は、買い替えを検討しなければいけません。

この記事では、ドライヤーの風量が弱くなった原因と対処法、処分方法や長持ちさせる方法について詳しく解説します。

ドライヤーの風量が弱くなる3つの原因と対処法

3 causes of low airflow from your dryer and how to deal with it

ドライヤーの風量が弱くなる主な原因は、劣化による故障や異物が本体に詰まってしまった場合などです。

経年劣化による故障は買い替えを余儀なくされますが、異物を取り除けば改善できるケースもありますここでは、ドライヤーの風量が弱くなる原因や対処法を解説します。

ホコリや髪の毛が溜まっている

ドライヤーの風量が弱くなったときは、吸込口(本体背面のメッシュ)や吹出口(風が出る部分)にホコリや髪の毛が溜まっていないかチェックしてください。

空気中のホコリや髪の毛の詰まりは、ドライヤーの風量が弱くなる原因です。ホコリや髪の毛が溜まっている場合は、以下の方法で掃除してみましょう。

▼吸込口

  1. 電源スイッチが切れていることを確認
  2. 電源プラグがコンセントに刺さっていないことを確認
  3. 吸込口の表面についたホコリや髪の毛をティッシュや歯ブラシで取り除く
  4. 内部にホコリが溜まっている場合は、掃除機で吸い取る

▼吹出口

  1. 電源プラグをコンセントに差し込む
  2. 電源スイッチを入れて冷風(COLD)に設定する
  3. 網目に詰まったホコリや髪の毛を綿棒でかき出しながら風で飛ばす

ドライヤーの内部は精密機器となるため、綿棒やティッシュを使ってやさしく掃除するとよいでしょう。

また、掃除の際は必ず電源コードが抜けていることを確認してください。ドライヤーは高電圧のため、万が一掃除中に通電してしまうと火災などの原因になります。

モーターが劣化している

お手入れしても風量が戻らない場合は、モーターの経年劣化が考えられます。

ドライヤーは吸込口から空気を吸い、ヒーターで発熱させた温風を吹出口へ送り出すためのモーターが備わっていますが、経年劣化によってモーターが正常に動作しないと空気の量が少なくなります。

特に使用期間の長いドライヤーは、経年劣化が原因の場合がほとんどです。

モーターの経年劣化が原因の場合は修理が必要になります。モーターが動かないケースや回転が弱くなるケースがありますが、どちらも部品交換による修理が必要です。

メーカーや販売店に修理依頼もできますが、部品交換よりも本体を買い換える方が安くなる場合があります。

内部基板などが故障している

風量が弱くなる原因として、内部基板の故障が考えられます。

使用中に焦げ臭さやプラスチックが溶けた甘いにおいがしたら、内部基盤の故障を疑ってください。

内部基盤が故障すると、正常な信号を送れず、風量を誤認識して風量が弱くなるケースがあります。

内部基板が故障している状態で使用を続けてしまうと、予期せぬトラブルが起こる場合もあり非常に危険です。

ドライヤーから異臭がした場合は、すぐに使用を中止してください。

また、内部基盤の故障はメーカーによる修理が必要です。使用期間が長い場合は、メーカーや販売店に修理を依頼しましょう。

ドライヤーの故障であらわれる4つの症状

4 symptoms of a malfunctioning hair dryer

ドライヤーが故障するとさまざまな症状があらわれます。ここでは、ドライヤーが故障したときの症状を解説します。

電源が入らない

ドライヤーが故障すると、本体の電源が入らなくなってしまうケースがあります。

これは内部基板、スイッチ、電源コードなどの劣化や故障が原因です。場合によっては電源が入らないだけでなく、使用中に電源のオン・オフを繰り返してしまうこともあります。

いつもと異なる動きを感じたら、ただちに使用を中止してください。特にコードやスイッチに異常がある場合、発火する恐れがあるため危険です。

異音がする

ドライヤーからの異音は、故障を知らせるひとつサインです。

使用中に異音が発生した場合、ファンに内部にホコリや髪の毛が詰まっていたり、内部部品の故障が考えられます。

ファンを掃除しても異音が発生する場合は、本体の故障を疑いましょう。

また、異音以外に動作の異常が見られない場合でも、発熱や異臭などの新たな症状があらわれる可能性があるため、使用を中止してください。

焦げ臭くてコードや本体が熱くなる

ドライヤー中に焦げ臭さを感じたり、本体が熱くなった場合は本体の故障が疑われます。

ドライヤー内部でホコリが燃えているだけでなく、モーターの焦げ付きや、温度をコントロールする装置が故障している可能性が高いです。

焦げ臭さや発熱は、そのまま使用していると発火の原因となり非常に危険です。吹出口以外の本体部分が熱くなっている場合は、使用を中止してください。

風量が弱くなる

ドライヤーの故障は風量が弱くなる原因です。

特にモーターを含む周辺の部品が劣化または故障してしまうと、正常にモーターが動かず風量が弱くなります。

経年劣化や部品が故障した場合は、メーカーに修理を依頼するしかなく、お手入れで改善するものではありません。

風量が弱くなったドライヤーは、髪を乾かす時間が長くなるため髪を傷める原因になります。風量が弱くなったドライヤーは無理に使わず、修理や買い替えを検討しましょう。

寿命になったドライヤーの処分方法

How to dispose of a dryer that has reached the end of its lifespan

寿命になったドライヤーは、適切な方法で処分が必要です。ここでは、不要になったドライヤーの処分方法を解説します。

不燃ごみとして捨てる

不要になったドライヤーは不燃ごみとして捨ててください。分別方法は自治体ごとに異なりますが、サイズの小さなドライヤーは不燃ごみとしての分別で問題ありません。

自治体ごとに定められた曜日や時間に、指定のごみ袋に入れて収集場所に出すだけです。一般的なごみ出しと同様の方法となるため、ごみ袋以外の費用はかかりません。

小型家電の回収ボックスを利用する

小型家電の回収ボックスの利用も、不要になったドライヤーを処分する方法のひとつです。

ドライヤーは、多くの自治体で小型家電リサイクル法の対象品目に定められています。小型家電リサイクル法とは、家庭で使用されている小型の家電製品をリサイクルするための法律です。

設置される小型家電の回収ボックスに不要なドライヤーを入れるだけとなるため、費用はかかりません。

資源の再利用と環境保全につながる立派な社会貢献活動となるため、積極的に活用したい処分方法です。

小型家電の回収ボックスの場所は自治体のホームページに掲載されており、主に公共施設や商業施設に設置されています。

不要なドライヤーを捨てる際は、事前に小型家電の回収ボックス設置場所と、施設の営業時間を確認しておきましょう。

不用品回収業者に回収してもらう

不用品回収業者へ依頼すると手間や時間がかかりません。ただし、費用が発生するため注意してください。

分別や事前の準備もほとんどなく、依頼すればあとは業者に任せられるため、手間なく処分したい方におすすめです。

ドライヤーを長持ちさせる4つのコツ

4 tips to make your hair dryer last longer

ドライヤーをできるだけ長持ちさせるには適切な管理が大切です。間違った方法で管理していると、平均寿命よりも短い期間で使えなくなる場合があります。

ここでは、ドライヤーを長持ちさせる管理方法を紹介します。

湿度が高い場所で保管しない

ドライヤーは湿度が低い場所で保管しましょう。湿度が高い場所で保管すると、モーターが劣化しやすくなってしまいます。

モーターの劣化は、風量が弱ったり使えなくなったりするだけでなく、漏電やショートなどに発展するおそれがあります。

場合によっては火災につながる危険性があるため、湿気が高い場所での保管は避けてください。

脱衣所で保管する際は、浴室の扉を閉めて換気扇を回した状態で保管するなど、湿度を下げる工夫が必要です。

コードは根元10cm程度がまっすぐになるように束ねる

ドライヤーの本体にコードを巻きつける保管方法は避けましょう。その理由は、コードの付け根の部分が曲がり、断線の原因になるためです。

ドライヤーをしまう際は根本10cm程度がまっすぐになるように、専用のホルダーやフックなどを活用するのをおすすめします。

温風から電源を切らない

温風設定から電源を切らないことを徹底するだけで、ドライヤーを長持ちさせられます。

温風を出している間はモーターも熱をもっているため負担がかかっていますが、電源を切る前に冷風を出すことでモーターを冷やせます。

モーターの冷却はモーターへの負担軽減につながり、結果的にドライヤーの寿命を長くできるでしょう。

定期的にお手入れする

定期的なお手入れは、ドライヤーを長持ちさせるためのポイントです。

お手入れを怠ってしまうと、ドライヤーの内部にホコリや髪の毛が溜まり、故障の原因となってしまいます。

少しでもドライヤーを長く使うためにも、以下の掃除方法をお試しください。

場所 頻度 掃除方法
吸込口 月1回以上
  1. 電源スイッチが切れていることと、電源プラグがコンセントに刺さっていないことを確認する
  2. 吸込口の表面についたホコリや髪の毛をティッシュや歯ブラシで取り除く
  3. 内部にホコリが溜まっている場合は、掃除機で吸い取る
吹出口 月1回以上
  1. 電源プラグをコンセントに差し込む
  2. 電源スイッチを入れて冷風(COLD)に設定する
  3. 網目に詰まったホコリや髪の毛を綿棒でかき出しながら風で飛ばす
本体 月1回程度
  1. 電源スイッチが切れていることと、電源プラグがコンセントに刺さっていないことを確認する
  2. 濡れた布巾などで全体的に軽く拭く

特にホコリや髪の毛などの異物は、故障をまねく原因となるため、吸込口、吹出口、本体を定期的に掃除してみてください。

買い替えるならSEヘアドライヤーがおすすめ

Points to consider when choosing a hair dryer

ドライヤーの買い替えをお考えであれば、Laifen SEヘアドライヤーシリーズがおすすめです。

1分間に1万5,000回転するブラシレスモーターを搭載し、超大風量を実現。風速は1秒に最大21mに達するため、すばやく髪の毛を乾かせます。

さらに、内蔵のマイクロプロセッサーとスマートチップ、1秒に50回の恒温アルゴリズムにより、風口の温度をリアルタイムで監視して風の温度を微調整するため、過熱防止の役割も担います。

ドライヤーの製品選びに悩んでいるのであれば、Laifen SEヘアドライヤーをお試しください。

まとめ

ドライヤーの風量が弱くなった原因と対処法、処分方法や長持ちさせる方法を解説しました。

ドライヤーの風量が弱くなる原因として多いのは、吸込口や吹出口にホコリや髪の毛が溜まっているパターンです。この場合は故障ではないため、適切なお手入れで解決できます。

ただし、モーターや内部基板の故障が考えられる場合は、ドライヤーの寿命となってしまうため買い替えを検討しましょう。

Laifen SEヘアドライヤーシリーズは、内蔵のマイクロプロセッサーとスマートチップ、1秒に50回の恒温アルゴリズムが風の温度を微調整し過熱を防止します。

加熱によって髪を傷める心配もなく、速乾性に優れたドライヤーです。

ドライヤーの買い替えをご検討の方は、Laifen SEヘアドライヤーシリーズの利用をご検討ください。