ツヤやまとまりのあるキレイな髪の毛を目指す際、悩みになるのが生まれつきの髪質です。
キレイな髪を目指すためにヘアケアを徹底しても、本来の髪質が原因で理想のヘアスタイルを維持できないという方も少なくないでしょう。
生まれつきの髪質はどれだけヘアケアを徹底しようとも変わりません。
しかし、髪質を変えることはできませんが、ドライヤーの使い方によっては髪質改善の改善につなげていくことは十分に可能です。
この記事では、ドライヤーの使い方によって髪質が変わらない理由、髪質改善を期待できるドライヤーの選び方や使い方を解説します。
ドライヤーによって髪質が変わることがない理由
ドライヤーの使い方を変えたり、ヘアケア機能が搭載されたドライヤーを使えば髪質が変わると思われがちですが、ドライヤーによって髪質そのものが変わることはありません。
人間が持つ髪質は、親から引き継ぐ遺伝的要素が強く生まれ持ったものとなるため、ヘアケア機能が搭載されたドライヤーを使用したとしても、本来の髪質は変わりません。
また、髪の毛は死滅細胞です。
一度ダメージを受けてしまうと自然修復もできないため、基本的にダメージを受けてしまった髪は、新たに生えてくるまでそのままの状態になってしまいます。
ただし、ドライヤーの使い方次第では、ツヤやまとまりが増え、髪質が変わったような効果を得られます。
他にも、食事や睡眠時間などの生活習慣も髪質へ影響するため、今まではキレイにまとまった髪だったのが、急にうねったり、パサつきが目立ってしまう場合も少なくありません。
生活習慣の影響で髪質が変化してしまった場合は、生活習慣を整えることで髪質改善を期待できるでしょう。
髪質が変わる原因
髪質は生まれつきのものだけではなく、生活環境やヘアケアの方法でも変わります。今までは悩みがなかった髪でも、急に髪質の変化が見られる場合もあるでしょう。
多くは髪へのダメージが原因となるため、原因を知ってダメージを与えないようなヘアケアを習慣づけることが大切です。
ここでは、髪質が変わる原因について解説します。
遺伝性による変化
髪質が変わる代表的な原因は、遺伝性によるものです。
例えば、両親がくせ毛のある髪質であれば、その遺伝子を受け継いだ子どもも同じような髪質になる可能性が高くなります。これは優性遺伝と呼ばれます。
ただし、生まれつきくせ毛が目立たなかった場合でも、加齢とともに髪質が親に似てくることも多くあります。
ドライヤーによる熱ダメージ
ドライヤーによる熱ダメージも髪質が変わる原因のひとつです。
髪はたんぱく質でできていますが、熱に弱く、ドライヤーを長時間当て続けてしまうとたんぱく質変性が起きて、くせの出やすい髪質に変わってしまう場合があります。
また、一度たんぱく質変性を起こした髪は自然に修復されることがなく、新たに生えるまでそのままの状態となります。
摩擦によるダメージ
髪の最も外側にあるキューティクルは摩擦に弱い特徴があります。
例えば、強い力でシャンプーをしてしまうとキューティクルが傷つき、ツヤを失ってしまう原因となるでしょう。
キューティクルが傷ついた髪は、水分が失われることでツヤが少なくパサついた髪質のような印象を与えます。
髪質そのものが変わったわけではありませんが、ダメージを受けた髪は見た目にも大きな影響を与えるため、不必要な強い洗髪は避けるべきです。
カラーリングによるダメージ
頻繁なカラーリングは髪へダメージを与え、髪質を変えてしまう原因です。カラーリングでは、髪を染めるために元の髪の色を少し抜いて、そこに色を加えていきます。
その際に髪の最も外側にあるキューティクルが剥がれてしまい、髪の内部のコルテックスにダメージが加わり、水分や油分を保てなくなってしまいます。
その結果、髪のしなやかさが失われてゴワゴワしてしまい髪質への影響が現れます。
特に髪色を明るくするために、元の髪色をすべて抜くブリーチは薬剤がより強いため、髪への強いダメージが懸念されます。
そのため、カラーリング後のヘアケアがとても重要です。
加齢による髪質の変化
髪質が変化してしまう原因として加齢も挙げられます。
今まではストレートだった髪でも、加齢とともにくせ毛がひどくなったりと、髪質の変化に悩む方も少なくありません。
加齢とともに女性ホルモンであるエストロゲンの分泌が減少し、髪質を変化させます。
エストロゲンは髪のハリやコシ、艶に関係しており、30代を超えてから分泌量が減ることで、髪質が変化する場合もあります。
また、白髪や薄毛が増えるだけでなく、髪が細くなったことによってうねりが目立ち、髪質の変化が見られやすくなります。
髪質改善を期待できるドライヤーの選び方
ドライヤーによって髪質が変わることはありませんが、製品によっては髪質改善を導くことが十分に可能です。
ドライヤーには、速乾性能に優れていたり、髪へのダメージを抑えるヘアケア機能が搭載された製品があるため、気になる髪質に合わせた製品を選ぶことで髪質改善へ導きます。
髪質改善を期待できるドライヤーの主な選び方は以下の通りです。
- 速乾性能の高いドライヤーを選ぶ
- 温度調整機能搭載のドライヤーを選ぶ
- イオン機能を搭載したドライヤーを選ぶ
- スカルプドライヤーを選ぶ
ここでは、髪質改善を期待できるドライヤーの選び方を解説します。目的にあった製品を選び、ツヤやまとまりのある髪質を目指しましょう。
速乾性能の高いドライヤーを選ぶ
髪質を改善したいのであれば、速乾性能の高いドライヤーを選びましょう。速乾性能の優れたドライヤーは、風速や風量が強く、濡れた髪がすぐに乾きます。
日ごろから使うドライヤーを長時間髪に当ててしまうと、熱ダメージが加わりパサツキの原因となります。
熱ダメージを受けた髪は、新しく生えてくるまで元の状態に修復されることはなく、髪質の悪化が懸念されてしまいます。
そのため、速乾性能の高いドライヤーを使って温風を当てる時間を短くするのが大切です。
乾かす時間を短縮することで、ヘアドライの手間が少なくなるだけでなく、オーバードライが原因のダメージを軽減できるため、髪質改善の効果が期待できます。
また、一般的なドライヤーの風量は1.3㎥/分が平均的といわれている一方で、速乾性能の高いドライヤーは1.6㎥/分〜1.9㎥/分ほどの強い風量を実現しています。
速乾性能の高いドライヤーを購入する場合は、製品仕様を確認して1.6㎥/分以上の製品を選ぶのがおすすめです。
温度調整機能搭載のドライヤーを選ぶ
髪質改善のためには、温度調整機能搭載のドライヤーがおすすめです。
一般的なドライヤーの温度は100~120℃ですが、温度調整機能が搭載したドライヤーであれば、髪を乾かすとき、ヘアスタイルをセットしたいときなど、使う場面によって温度を調整できます。
ドライヤーの温風は髪を乾かすために必要不可欠ですが、髪に当てすぎてしまうとオーバードライとなり、大きなダメージを与える原因となります。
そのため、温風と冷風を切り替えられるだけでなく、細かく温度を調整できるドライヤーを選べば髪へのダメージを最小限に抑え、髪質改善へとつながるでしょう。
また、製品によっては温度センサーを搭載し、自動的に温度を調整するドライヤーもあるため、温度管理が難しいという方は、自動温度調整機能がついたドライヤーがおすすめです。
イオン機能を搭載したドライヤーを選ぶ
髪のパサつきやまとまりの悪い髪質に悩みを抱えている方は、イオン機能を搭載したドライヤーを選びましょう。
ドライヤーの風とともに放出されるイオンには、髪のうるおいをキープして静電気を防ぐ効果があります。
静電気は髪がパサついたり、まとまりにくくなる原因です。
さらに、静電気を帯びた髪はキューティクルが剥がれやすくなってしまうため、ダメージとともに髪質を悪化させてしまう可能性があります。
そのため、髪のパサつきやまとまりの悪い髪質の方にはイオン機能搭載のドライヤーがおすすめです。
スカルプドライヤーを選ぶ
髪だけでなく、頭皮ケアも同時に行って髪質改善を目指したい方は、スカルプドライヤーがおすすめです。
ドライヤーは髪を乾かす機能だけをイメージしがちですが、スカルプドライヤーの専用ノズルを使えば、ヘアドライと同時に頭皮のマッサージが行えます。
頭皮のマッサージによって硬くなった頭皮をほぐし、血行を促進して髪にツヤやコシを与えます。
また、スカルプモードが搭載されていれば、髪や頭皮にやさしい温度で乾かせるため、ダメージを最小限に抑えながら髪質改善を目指せるでしょう。
髪質改善を目指す正しいドライヤーの使い方
髪質の改善には、正しいドライヤーの使い方で髪を乾かすことが大切です。
熱ダメージに弱い髪に対して間違ったドライヤーの使い方をしてしまうと、ダメージの影響で髪が傷み、髪質が変わってしまうような印象を受ける場合があります。
ダメージを防ぐドライヤーの使い方は、以下の通りです。
- タオルドライで徹底的に水気を取る
- 濡れた髪の毛をそのままにせず、すぐに乾かす
- 根本から毛先に向かって順番に乾かす
- 冷風を当てて仕上げる
ここでは、髪質改善を目指す正しいドライヤーの使い方を解説します。
タオルドライで徹底的に水気を取る
髪を乾かす工程のなかでも、シャンプー後のタオルドライは大切なポイントです。
濡れた髪の水分をタオルドライで十分に取らない場合、髪を乾かすためにドライヤーを当てる時間が必然的に長くなります。
しかし、長時間ドライヤーの温風を当てると髪がたんぱく質変性を起こしてしまいます。
たんぱく質変性を起こした髪は自然に修復することなく、新しい髪が生えるまでそのままの状態です。
そのため、たんぱく質変性を起こさないためにも、タオルドライを徹底してドライヤーを当てる時間を短くすることが重要になります。
また、濡れた髪はキューティクルが傷みやすい状態となっているため、タオルで強く擦ったり、過度な摩擦を加えないように注意してください。
濡れた髪の毛をそのままにせず、すぐに乾かす
濡れた髪はそのままにせず、すぐに乾かすように心がけましょう。
濡れた髪はキューティクルが開き、ダメージを受けやすい状態になっているため、不要なダメージを受けてしまいます。
また、濡れた状態を放置すると細菌が繁殖してニオイの原因となり、髪だけでなく頭皮にも悪影響を与えるでしょう。
そのため、タオルドライ後はすみやかにドライヤーを当てて乾かすことをおすすめします。
根本から毛先に向かって順番に乾かす
ドライヤーで髪を乾かす際は、根本から毛先に向かって順番に乾かしましょう。
毛先は他の部分よりも乾かしやすいため、毛先から乾かしてしまうとオーバードライになり、髪を傷める原因となります。
根本から乾かすと自然に毛先にも風が当たり、毛先も徐々に乾いていくため、ダメージの原因となるオーバードライを防げます。
根本、中間、毛先の順番で髪を乾かせば、効率的にドライヤーを当てられるため、髪へのダメージを最小限に抑えられるでしょう。
冷風を当てて仕上げる
最後は冷風を当てて仕上げます。
最後に当てる冷風は、ツヤやまとまりを大きく左右させる工程となり、髪質改善を目指すのであれば、習慣づけてほしいポイントです。
冷風を当てることでキューティクルが閉まり、乾燥後のダメージを防げるだけでなく、トリートメントの成分を閉じ込めて、より大きな効果に期待できます。
髪質を変えるなら髪へのダメージを最小限に抑えるLaifen SEヘアドライヤーがおすすめ
髪へのダメージを最小限に抑え、髪質の悪化を防ぎ、髪質改善を目指したい方には、Laifen SEヘアドライヤーがおすすめです。
搭載されたスマート温度制御システムによって風の温度をコントロールし、髪へのダメージを軽減します。
さらに21m/sの風速を実現し、従来のドライヤーと比較しても圧倒的な速乾性能が特徴的です。
髪質の変化にはドライヤーの使い方も大切ですが、機能性に優れた製品を使うことで、より効果的なヘアケアができるでしょう。
まとめ
ドライヤーの使い方によって髪質が変わることのない理由、髪質改善におすすめなドライヤーの選び方や使い方を解説しました。
生まれ持った髪質は、ドライヤーの使い方で変わることはありませんが、さまざまな要因でパサつきが目立ったり、まとまりにくい髪質へと変化してしまう場合があります。
ほとんどは髪がダメージを受けてしまうことが原因となるため、適切な方法でヘアケアを行い、ダメージの予防が大切です。
特に髪は熱に弱く、ドライヤーの温風によってダメージを受けて、髪質が変わったと印象を受ける場合も少なくありません。
髪のパサつきやまとまりの悪さといった髪質にお悩みの方は、Laifen SEヘアドライヤーをご検討ください。