電動歯ブラシは、効果的な口腔ケアアイテムとして多くの人から人気を集めています。
電動歯ブラシは清掃効率に優れ、忙しい人も効率的にお口をケアできることが特徴です。しかし、使い方が間違っているとせっかくの機能を活かしきれず、十分な効果が得られないかもしれません。
そこでこの記事では、電動歯ブラシのNGな使い方や正しい使い方、効果的な口腔ケアの方法について詳しく解説します。
電動歯ブラシは、正しい方法で使えば手磨きでは取り切れない歯垢を効果的に除去できる優れたアイテムです。ぜひ記事を最後までチェックして、今まで以上に快適に電動歯ブラシを使えるようにしましょう。
電動歯ブラシと普通の歯ブラシ、どっちがいい?
電動歯ブラシと普通歯ブラシのどちらの方がいいかは、人によって異なります。使用感や歯磨きをする場所、ライフスタイルなどによって、どちらの方がいいかは変わってくるでしょう。
しかし、電動歯ブラシは正しい方法で磨けば手磨きでは取り切れない歯垢も除去できるため、効率的に歯磨きをしたい人におすすめのアイテムです。
電動歯ブラシと普通の歯ブラシでは磨き方が異なり、電動歯ブラシには電動歯ブラシ用の磨き方があるため正しい方法で磨きましょう。
電動歯ブラシのメリット
電動歯ブラシには、手磨きにはない多くのメリットがあります。ここから詳しく見ていきましょう。
清掃効率に優れている
電動歯ブラシの最大の特徴は、その優れた清掃効率です。
多くの電動歯ブラシは1分間に数千回〜数万回もの振動や回転を行うため、人間による手磨きでは難しい速度・効率で歯の汚れを取り除けます。
また、手磨きとは違い、電動歯ブラシは一定のリズムで磨くことができるため、口腔内全体を均等に清掃できることもメリットです。
さらに電動歯ブラシの多くは一般的な歯ブラシよりも先端のブラシ部分が小さくなっており、歯と歯の間の汚れも除去しやすくなっています。
年齢を問わず誰でも簡単に歯磨きできる
電動歯ブラシは自動で振動するため、誰でも簡単に使用できることもメリットです。
複雑な動きを必要とせず、ブラシを歯に当てるだけで磨けるため、子どもや高齢者の方、手の不自由な方も効果的な歯磨きができます。
磨くときもスライドさせるだけでいいので疲れにくいことも魅力です。
一定の力で磨ける
一定の力で歯を磨くことができる点でも電動歯ブラシの利点です。
手磨きの場合、力の加減が難しくついつい強く磨いてしまいがちですが、これは歯や歯茎にダメージを与える可能性があります。
電動歯ブラシは強すぎず弱すぎない一定の力で磨けるため、歯や歯茎に余計なダメージを与えるリスクを抑えられます。
磨けてる気がしない原因?電動歯ブラシのNGな使い方9つ
電動歯ブラシを使っているのに「十分に磨けてる気がしない」と感じる場合、使い方に問題がある可能性があります。NGな使い方9つをチェックしてみましょう。
- 境目を磨き残している
- 手磨きのように動かしてしまっている
- 電動歯ブラシの先端が使えていない
- 自分に合ったヘッドを選んでいない
- ヘッドを交換していない
- 歯に強く押し付けすぎている
- 歯磨きの所要時間が長すぎる
- 柄を手のひらで握っている
- 歯磨き粉をつけすぎている
ここでは、電動歯ブラシの間違った使い方についてそれぞれ詳しく解説します。
1:境目を磨き残している
多くの人が見落としがちなのが、歯と歯茎の境目です。この部分は歯垢がたまりやすく、虫歯や歯周病のリスクが高い場所です。
電動歯ブラシを使う際は、歯と歯茎の境目に意識的にブラシを当てるようにしましょう。
スクラビング法(毛先を歯に直角に当てる方法)の場合、歯の表面はきれいにできますが境目には汚れが残ってしまうことがあります。
歯ブラシの毛先を45度で歯と歯茎の間に当てて小刻みに動かしながら磨く「バス法」という歯磨き方法も取り入れて、境目もしっかり磨くのがおすすめです。
2:手磨きのように動かしてしまっている
電動歯ブラシを使用する際によくある間違いの一つは、手磨きと同じように上下や左右に激しく動かしてしまうことです。これでは電動歯ブラシの機能を十分に活かせません。
電動歯ブラシは、モーターの力でヘッドが自動で動いて歯垢を除去するため、通常の歯磨きのように小刻みに動かす必要はなく、磨きたい場所に軽く当てるだけでOKです。
3:電動歯ブラシの先端が使えていない
電動歯ブラシで隅々までしっかり歯を磨くためには、電動歯ブラシの先端までしっかり使うことが大切です。
ブラシの先端は、奥歯の裏側や下の前歯の裏側など、届きにくい場所の清掃に適しています。
奥歯の裏側はブラシの「つま先」部分で、下の前歯の裏側は「かかと」部分を当てるようにすると、磨きにくい部分もしっかり磨けます。
特に奥歯は虫歯になりやすい場所なので、丁寧に磨くよう心がけましょう。
4:自分に合ったヘッドを選んでいない
歯並び、虫歯や歯周病リスク、矯正治療の有無など口腔環境は人によって大きく異なります。
電動歯ブラシの効果をしっかり引き出すには、自分の口腔状態に合ったブラシヘッドを選ぶことが重要です。
また、ブラシの硬さも重要です。歯茎が敏感な人は柔らかめのブラシを、歯垢がつきやすい人はやや硬めのブラシを選ぶなど、個人の状態に応じて選択しましょう。
迷った場合は、歯科医院で歯科医や歯科衛生士に相談するのがおすすめです。
5:ヘッドを交換していない
電動歯ブラシのヘッドは定期的な交換が必要です。交換しないまま長く使い続けているとブラシの毛先が開いてしまい、清掃効果が低下してしまうため注意しましょう。
電動歯ブラシのヘッド交換目安は一般的に1日2回の使用で3ヶ月〜4ヶ月ほどといわれています。
ただし、使い方によってもヘッドの寿命は変わるため、毛先が開いてきたら交換のサインだと覚えておきましょう。
6:歯に強く押し付けすぎている
「歯をしっかりきれいにしよう」とブラシを歯に強く押し付けすぎると、歯や歯茎を傷つけてしまう可能性があります。
これは電動歯ブラシに限ったことではなく普通の歯ブラシでも同じですが、歯や歯茎を強く磨きすると、歯の表面のエナメル質が削れてしまったり、歯茎が下がってしまったりすることになります。
電動歯ブラシは高い清掃効果があるため、強い力をかける必要はありません。力をかけすぎず、適切な力で優しく磨きましょう。
7:歯磨きの時間が長すぎる
丁寧に磨くのは良いことですが、長すぎる歯磨きは逆効果になる可能性があります。
過度に長い時間磨くと歯や歯茎に不必要な負担をかけてしまいかねないため、適切な時間を守って磨くのがおすすめです。
電動歯ブラシの効果的なブラッシング時間は口腔状態によっても若干変わりますが、2分ほどで口腔内全体をしっかり磨けるように設計されていることが多いようです。
タイマー機能が搭載されている電動歯ブラシも多く、適切な磨き時間を知らせてくれます。
8:柄を手のひらで握っている
電動歯ブラシを手のひら全体で握ると、ブラシに余計な力が加わり、効果的な清掃ができなくなる可能性があります。
手磨きのときの歯ブラシの持ち方と同じように、ペンを持つように指先で軽く握るのが電動歯ブラシの正しい持ち方です。
この持ち方だと無駄な力が入らず、小刻みに動かしやすいので、お口の中全体をしっかり磨き上げられます。
9:歯磨き粉をつけすぎている
最近の電動歯ブラシは高性能なため、歯磨き粉がなくても十分に汚れを落とすことが可能です。
歯磨き粉を多く使いすぎると、口の中がすぐに泡だらけになってしまったり、研磨剤配合のものの場合エナメル質が削れてしまう可能性があります。
電動歯ブラシには、研磨剤が配合されていない低発泡の歯磨きを使うのがおすすめです。
電動歯ブラシでの正しい歯磨き方法
電動歯ブラシを効果的に使用するためには、正しい歯磨き方法で使うことが大切です。以下に、電動歯ブラシを使った正しい歯磨きの手順を詳しく説明します。
- 電動歯ブラシに歯磨き粉をつける
- 口に入れ、スイッチを入れる
- 歯に軽く押し当て、ゆっくりスライドさせる(1箇所につき数秒間)
- 噛み合わせの面は歯に対して90度、歯の側面は90度、歯と歯茎の境目は45度になど、角度を変化させながら丁寧に磨く
- 電動歯ブラシを縦にして前歯の裏側を1本ずつ磨く
歯科医院では歯の治療やクリーニングなどの他、正しい口腔ケアの方法も教えてくれます。
使い方のコツがなかなか掴めないときは、通っている歯科医院で電動歯ブラシでの正しい歯磨き方法をレクチャーしてもらうのもいいかもしれません。
電動歯ブラシを使った効果的な歯磨きのポイント
電動歯ブラシを最大限に活用するためにも、以下のポイントを押さえて使用しましょう。
- 力を入れすぎない
- 電動歯ブラシに適した歯磨き粉を使う
- デンタルフロスや歯間ブラシなども併用する
- 高性能な電動歯ブラシを選ぶ
ここからは、それぞれのポイントを詳しく解説します。
力を入れすぎない
強すぎる力は歯のエナメル質を傷つけたり、歯茎を痛めたりする可能性があるため、電動歯ブラシを使うときは力を入れすぎないように注意しましょう。
歯ブラシを持っている手の爪の色が白くなっていたら、力が入りすぎているサインだといわれています。
電動歯ブラシに適した歯磨き粉を使う
電動歯ブラシを使用する際に研磨剤入り歯磨き粉を使うと、歯のエナメル質を傷つけてしまう可能性があります。
歯磨き粉は研磨剤無配合で、低発泡のものを選ぶのがおすすめです。
また、最近では電動歯ブラシ用の歯磨き粉も登場しています。さまざまな商品があるので、自分に合ったものを見つけてみましょう。
デンタルフロスや歯間ブラシなども活用する
電動歯ブラシは効果的な口腔ケアツールですが、歯間などの隙間の汚れなど除去が難しい部分があります。
隅々まできれいにするために、電動歯ブラシに加えてデンタルフロスや歯間ブラシなども使用してケアしましょう。
まず電動歯ブラシで全体的な歯磨きを行い、その後でデンタルフロスや歯間ブラシを使うことで、歯と歯の間の狭いスペースまでしっかり清掃できます。
デンタルフロスは、歯と歯の間の狭いスペースを清掃するのにおすすめです。歯間のスペースが比較的広い場合や、歯列矯正中の方は歯間ブラシも使用するといいでしょう。
高性能な電動歯ブラシを選ぶ
電動歯ブラシにはさまざまな製品があり、機能も価格帯も非常に幅広いです。3,000円ほどの安価なものから60,000円と高級なものもあります。
値段が高い電動歯ブラシはさまざまな機能を備えたものが豊富ですが、多機能過ぎると使い切れない可能性もあるため、必要な機能があるかどうかを重視してチェックするといいでしょう。
コストパフォーマンスの面では、1万円台のものが満足度が高く人気とされています。
ブラッシング効率最大300%向上!Wave 電動歯ブラシ
「注意して正しい方法で電動歯ブラシを使ってみても、しっかり磨けている気がしない」という方は、高性能な電動歯ブラシ『Wave 電動歯ブラシ』を使ってみるのがおすすめです。
- 66,000回/分のバイブレーション
- 清掃効果を高める3種のブラシヘッド
- 60°までヨコ振動する独自のサーボシステム
- パワフルで優しい0.02mmの極細毛
- 一度の充電で45日間使用可能
- アプリで振動強度・首振り幅・首振り速度を好みにカスタマイズ
『Wave 電動歯ブラシ』では、機械アームやロボットハードウェアで使われるモーター技術を採用。
歯科医が推奨するバス法と一致する広い振動角、毎分66,000回の振動で、効率的に口腔ケアができます。
まとめ
電動歯ブラシは、正しく使用することで口腔ケアの効果を大幅に高めることができる優れたアイテムです。
しかし、高性能な電動歯ブラシでも、使い方が間違っているとしっかり効果を発揮することができません。
記事で紹介した正しい使用方法とポイントを押さえることで、より効果的な歯磨きができるようになるでしょう。自分に合ったブラシの選択、電動歯ブラシに適した歯磨き粉の使用、適切な歯磨き時間を守ることなども大切です。
また、効果的な口腔ケアのためには、高性能な電動歯ブラシを使うことも大切です。
Laifen公式サイトでは、『Wave 電動歯ブラシ』の特徴や性能を詳しく紹介しています。電動歯ブラシを使った口腔ケアをこれまで以上に効率的に行いたいと考えている方はぜひチェックしてみてください。