「ドライヤーを使うと焦げたような臭いがする。」
「使い終わった後にドライヤーのコードが熱くなっている。」
「ドライヤーから以前とは違う音がする。」
これらの症状が見られる場合、ドライヤーの寿命が近いかもしれません。
寿命がきたドライヤーを使い続けていると、本体が故障したり、発火によって火傷したりする恐れがあります。
そのため、ドライヤーの寿命が近いサインを見逃さず、適切な時期に買い替えることが大切です。
本記事では、ドライヤーの平均寿命や買い替えのタイミング、長持ちさせるコツを解説します。
選び方のポイントについても解説しているため、現在使っているドライヤーの買い替えを検討している方はぜひ参考にしてください。
ドライヤーの買い替え時期は?平均寿命と使用時間
ドライヤーの買い替え時期の目安は、購入後3~4年です。
ドライヤーの寿命は一般的に130~140時間程度とされており、1日1回5~7分程度使用すると仮定すると、3~4年でドライヤーの寿命がくることになります。
耐用年数に明確な基準があるわけではありませんが、購入して3~4年が経過していれば買い替えを検討するのが良いでしょう。
ただし、ドライヤーの使用方法や環境によっては、目安よりも寿命が早くなる可能性があるため注意してください。
また、長寿命で長く使えるドライヤーもあります。
ドライヤーが壊れる兆候?寿命が近い5つのサイン
ドライヤーが壊れる前には、次のようなサインがあらわれます。
- 焦げた臭いがする
- 異音がする
- 本体やコードが熱くなる
- ドライヤーの風がぬるい
- 電源が入りづらい
これらの症状が見られる場合、ドライヤーの寿命が近づいている可能性があるため、買い替えを検討しましょう。
それぞれの兆候について、以下で詳しく解説します。
焦げた臭いがする
ドライヤーの使用中に焦げたような臭いがする場合は、注意が必要です。
焦げ臭さの主な原因としては、以下2つがあります。
- 吸気口や吹出口に髪の毛・ほこりが付着している
- モーターが焦げている
髪の毛やほこりが付着している場合は、綿棒や布などで取り除けば特に問題ありません。
ただし、モーター自体が焦げている場合は、ドライヤーの寿命が近づいています。
そのまま使用を続けると発火の恐れもあるため、使用を中止し、ドライヤーの買い替えを検討しましょう。
異音がする
ドライヤーの使用中にいつもと違う音がする場合は、寿命が近づいている可能性があります。
異音の原因として考えられるのは以下の3つです。
- ファンにほこりやゴミが溜まっている
- 部品が外れている
- モーターが劣化している
ドライヤーから「パチパチ」といったこすれる音がする場合は、ファンに汚れが溜まっている可能性があるため掃除しましょう。
注意したいのは部品が外れている場合と、モーターが劣化している場合です。
ドライヤーから「カラカラ」「キーン」といった音がする場合は故障の前兆かもしれません。
自分で直せそうになければ、ドライヤーの買い替えを検討しましょう。
本体やコードが熱くなる
ドライヤー本体や、コードが熱くなっている場合にも注意が必要です。
吹出口が熱くなるのは問題ありませんが、ドライヤー本体が熱くなっている場合は内部の安全装置が故障している可能性があります。
手を火傷することもあるため、本体が熱い場合は使用を中止しましょう。
また、コードが熱くなっている場合は断線の兆候かもしれません。
使用し続けるとコードが溶ける可能性があるため、ドライヤーの買い替えを検討してください。
ドライヤーの風がぬるい
「温風に設定しているのに風がぬるい」「冷風から温風への切り替わりが遅い」といった場合も、ドライヤーの寿命が近いサインのひとつです。
通常、ドライヤーは温められた電熱線にファンからの風が当たることによって温風がでます。
しかし、電熱線の機能が低下していると、風が温まらないまま吹出口から出ることになるのです。
ドライヤーの寿命が近づいている前兆のため、買い替えを検討するのが良いでしょう。
電源が入りづらい
「ドライヤーの電源が入りづらい」「電源がついたり消えたりを繰り返す」といった場合にも注意が必要です。
内部のモーターが正常に作動しておらず、ファンが早くなったり遅くなったりしている可能性があります。
また、ドライヤーを動かしたときに電源がついたり消えたりする場合は、コードが断線する前兆かもしれません。
いずれの状態も自分で直すのは難しいため、ドライヤーの買い替えを検討しましょう。
ドライヤーの寿命を長持ちさせる4つのコツ
ドライヤーの寿命を長持ちさせるためのコツは次の4つです。
- こまめに掃除する
- 冷風にしてから電源を切る
- コードに負担がかからないように保管する
- ドライヤーの保管場所にも注意!
毎日のちょっとした工夫でドライヤーの寿命を伸ばし、安全に長く使用できるように心がけましょう。
以下でそれぞれのコツについて詳しく解説します。
こまめに掃除する
ドライヤーの吸気口や吹出口にホコリなどが付着していると、故障や発火の原因になりかねません。
そのため、定期的に掃除してホコリが溜まらないようにしましょう。
掃除方法は製品によって違う場合があるため、取扱い説明書を確認してから掃除するのがおすすめです。
基本的な掃除の手順は次のとおり。
- 歯ブラシや綿棒で吸気口のホコリをとる
- ハンディタイプの掃除機で吹出口のホコリをとる
- やわらかい布で本体を拭く
ドライヤーを掃除する際は、必ず電源プラグを抜いた状態で行うようにしましょう。
冷風にしてから電源を切る
冷風にして本体を冷やしてからドライヤーの電源を切るのも大切です。
温風の状態で電源を切ると、中のモーターが熱を持ったままになり負担がかかりやすくなります。
そのため、温風を使った後は冷風モードに切り替え、モーターを冷ましてから電源を切るようにしましょう。
ある程度冷えてから電源を切ることでモーターへの負担が軽減され、結果的にドライヤーの寿命を伸ばせます。
特に、ドライヤーを長時間使用した後はモーターがかなり熱くなっているため、長めに冷風で冷ますように心がけましょう。
コードに負担がかからないように保管する
コードに負担がかからないように保管するのも、ドライヤーの寿命を伸ばすために意識したいポイントのひとつです。
散らかりやすいコードをまとめるためにドライヤーに巻きつける方もいるかと思いますが、断線の原因になるため避けましょう。
特に、電源を切ってすぐの吹出口は熱を持っており、コードが傷みやすくなります。
また、コードがねじれたり、折れ曲がったりすることでも断線のリスクが高まるため注意が必要です。
保管する際は、ドライヤー専用のホルダーを利用したり、フックにコードをかけるなどして負担がかからないようにしましょう。
ドライヤーの保管場所にも注意!
ドライヤーを保管しておく場所にも注意する必要があります。ドライヤーを保管する際に避けた方が良い場所は、次のとおりです。
- 湿度の高い場所
- 水がかかりやすい場所
- ホコリが溜まっている場所
- 高温になりやすい場所
ドライヤーは、湿度が高い場所で保管すると劣化が早くなる可能性があります。
また、電化製品のため水がかかると漏電の危険性もあるでしょう。
ホコリが溜まりやすい場所や、直射日光が当たる場所、冬場であればヒーターの近くなどに保管するのも避けるのがベターです。
上記のような場所を避けて保管するよう意識し、ドライヤーを長持ちさせましょう。
買い替えるときに意識したいドライヤー選びのポイント
ドライヤーを買い替えるときに意識したいポイントは、次の5つです。
- 風量
- 重さ
- 機能性
- 静音性
- 価格
以下でそれぞれのポイントについて詳しく解説します。
これらのポイントを意識し、希望に合うドライヤーを見つけましょう。
風量
ドライヤーの時間を今より短縮したいなら、風量を重視するのがおすすめです。
一般的なドライヤーの風量は1.3m³/分程度とされていますが、1.5m³/分以上の速乾ドライヤーを選べば乾かす時間を短縮できるでしょう。
ただし、風量が強くても調節できないものはヘアセットがしづらいため、注意が必要です。
髪を乾かすだけでなく、ヘアセットとしても使いたい場合は、風量の強さと調節機能の有無を確認するようにしましょう。
重さ
ドライヤー本体の重さについても、購入前に確認しておく必要があります。
ドライヤーは基本的に片手で使用するため、重すぎると腕が疲れる原因になりかねません。
特に、髪が長い方はドライヤーを持つ時間が長いため、軽くて扱いやすいものを選ぶようにしましょう。
一般的なドライヤーの重さは500~800gとなっていますが、重さにこだわる場合は500g前後の軽量モデルがおすすめです。
アタッチメントを付ける場合は、それらの重さも考慮してドライヤーを選ぶと失敗しづらくなります。
機能性
機能性もドライヤー選びにおいて大切なポイントのひとつです。
ドライヤーの中には、髪を乾かすだけでなくヘアケア機能やスカルプケア機能が付いている製品もあります。
代表的な機能は以下のとおりです。
機能 | 特徴 |
イオン系 | ドライヤーの風と共にマイナスイオンやナノイオンを放出して髪のパサつきを抑える |
温度自動調整 | センサーによって熱風・温風・冷風を自動で調整する |
スカルプモード | 60℃前後の温風によって髪や頭皮へのダメージを抑える |
風量調整 | ドライヤーの風量を細かく調整できる |
遠赤外線 | 遠赤外線によって低温で髪の内側から素早く乾かす |
ほかにもさまざまな機能があるため、髪の悩みや目的に合わせてドライヤーを選びましょう。
静音性
早朝や深夜にドライヤーを使う可能性があるなら、静音性についても考慮する必要があります。
一般的なドライヤーの騒音レベル(音の大きさを数値化したもの)は、65~75dBとされており、これはセミの鳴き声と同じくらいのうるささです。
そのため、早朝や深夜にドライヤーを使うと近所迷惑になる可能性があります。
静音性にこだわる場合は、騒音レベルが60dB前後のドライヤーを選ぶのがおすすめです。
60dBは会話程度の騒音レベルのため、時間帯をあまり気にせず使用できるでしょう。
価格
ドライヤーには、1万円以下で購入できるプチプラ製品から、美容室で使われるような高級モデルまでさまざまな種類があります。
あれもこれもと機能を追加するとかなり高額になるため、予算と求めている機能性のバランスを考えて選ぶことが大切です。
予算からあまりにもかけ離れている場合は現実的とはいえないため、どの機能を重視するか取捨選択して選びましょう。
価格と機能性のバランスで選ぶならLaifenのSEヘアドライヤーがおすすめ!
価格と機能性のバランスが取れたドライヤーをお探しなら、LaifenのSEヘアドライヤーがおすすめです。
SEヘアドライヤーには、以下のような機能が備わっています。
- 21m/sの高風速で速乾
- 内部センサーで温度を自動調整
- マイナスイオン発生器を搭載
- 騒音レベル59dBで早朝・深夜の使用も安心
- 重さ約407gの軽量モデル
また、価格は21,900円(税込)と高機能ながら手が届きやすい価格設定なのも魅力のひとつです。
さまざまな機能が付いているドライヤーをお探しの方は、SEヘアドライヤーを検討してみてはいかがでしょうか。
まとめ
本記事では、ドライヤーの平均寿命や買い替えのタイミング、長持ちさせるコツについて解説しました。
ドライヤーの平均寿命は、3~4年とされています。
また、次のような症状がみられた場合も買い替えのタイミングといえるでしょう。
- 焦げた臭いがする
- 異音がする
- 本体やコードが熱くなる
- ドライヤーの風がぬるい
- 電源が入りづらい
ただし、取り扱い方や保管方法などに気をつけていれば、ドライヤーを長持ちさせられます。
ドライヤーを長持ちさせるコツは、次のとおりです。
- こまめに掃除する
- 冷風にしてから電源を切る
- コードに負担がかからないように保管する
- ドライヤーが壊れやすい保管場所を避ける
毎日のちょっとした工夫でドライヤーを長持ちさせられるため、これらのコツを意識してドライヤーを扱うようにしましょう。